絶対安全剃刀

好きなことを雑多に呟きます。

突然、炎のごとく

思いついたタイトルが或るセクシービデオと同じでがっかりです。ここでは140文字で収まりきらない事をつらつら書いていきます。ブログ名は好きな本から。普遍的で手に取りやすい。だけどうっかりすると怪我するし、致命傷にもなり得る。中丸君のキャッチコピーみたいとフォロワー様との会話が頭にあり、もしブログを書くならこの名前にすると決めていました。

 

で。少年たちです。話が繋がらない。普通楽しい時間の感想ですね。これも書きたいです。時間の経過と共に自分の主観が肉付けされてくるから、記憶がダメな方に肥大しそうで心配。

 

4月初旬、冗談みたいに仕事が忙しくて上田君の舞台に全く触れる事ができませんでした。もともとチケットは落選していたのですが、当日券とか開演時間前に渋谷に行くとかそういうステージに立つ事が出来なかったのです。どろんとした気持ちが積み重なり、棟方志功かよって勢いで端末を叩いていました。

 

流石に限界が来て、何か楽しくなる事がしたいと思い、映画館に向かいました。終わったら天一食べて帰ろう。Jr.の子が歌って踊る映画でしょう?現場行けない気持ちが少しでも高揚すればいいな。顔知っている子何人いるんだろう。5人位か。

 

多分劇場内で一二を争う前知識の無さだった筈。

少年刑務所が舞台とかこれ絶対好きなやつだし…凄い色の囚人服だ。犯した罪の重さで違うのかな。

 

…劇場に明かりが点き、終わった事に気づきました。ふらりと立ち上がって売店に向かって、唖然とした顔でパンフレットを買い、必死に1人の出演者を探しました。

 

「あの少年はなんて名前なの?」

 

映画は予想通りでした。クレイジーでそこに⁈という箇所で舞い踊る出演者。薄暗い刑務所とキラキラする外の世界に視界の高低差がキーンとなる。伏線は回収されないし、エンディングはジャニオタが死ぬ直前に脳裏に浮かぶそれで、「そこまで」と明確に状況を説明してくれたり「なにそれ」と放りだされたり。私は不条理漫画が好きなのですが、なんかそれに近い世界観でした。全然膝が打てない。

 

でもそれがなんだ。関係ないぜって感じで面白かったです。疑問は即座にスクリーンの映る彼等の歌に、ダンスに、仕草の前に塵となります。これはとんでもない映画です。癖になる。

 

そんな映画の中で私は1人の少年に目が止まりました。顔と演技と声と指。配役も絶妙。このままでは刑務所内管理番号とニックネームで記憶してしまう。雑誌もTVもその名前で。それは宜しくない。何処にいる。君の名前は何なのだ。

 

あっさり見つかり私は何度もその名前を頭の中で反芻しました。そして次の時間のチケットを買い、オールナイトを決めました。当然終電なんか無くてタクシーで帰宅です。狂ってる。

 

2回目の鑑賞はまるで違ってその少年がはっきり識別されました。囚人服の色分けに感謝。彼の台詞はフォントが違うし、立ち姿は縁取りされていました。脳内で明らかにシステムが変更されています。これが推しの誕生か。そうなのか。

 

車中で出演するソフトを探します。誰のバックなんだろう。ドラマ多いな。少年倶楽部編集してなくて良かった。あっ情報局!これ本当に課金しなくていいの?後で高額請求きても全然納得だけど。

 

無茶苦茶です。思えばCHAINの帰りもセトリのCDとかDVDとかカートに入れていた。まるで成長していない。あれも4月だった。春は出会いの季節か。卒業式が全然ないからどんどん増えて大渋滞です。

 

まだ2週間経っていません。多分クリアファイルとか公式写真とか買いまくるだろうし資料を集めておかしな考察も始めるでしょう。症状の進行は完璧に把握しています。レコーダーも買い換えたし完璧。

 

そして最も物哀しい「雑誌の買い直し」が始まっています。先月処分した雑誌を死んだ目で再発注。バッサバッサ捨てたそこに彼は沢山いました。諸行無常です。

 

精神活動の活発化、気分快調、活動力の亢進。

 

ふと検索して所謂やばいお薬の効能見たんですが、この映画は全て含まれている気がします。しかも合法。1800円で観れる。この脳を揺さぶられる感覚はちょっとない。映画「少年たち」お勧めします。

 

映画の感想というより遭難記録みたいですが是非!